Q&A 日本医科大学

Q. 日本医科大学の英語の難易度はどれくらい?

Ham

ブログのコメント欄でいただいた質問に答えていくよ!

今回の質問

日本医科大学の英語の難易度はどれくらいだと思いますか?

2021/11/30(15:20)

Ham

Chinはどう思う?

Chin

まずは試験データから見てみましょう。

試験時間: 90min

総語数: 2,716 words (2021年度入試)

SVL登場頻度
8,000802.95
9,000281.03
10,000291.07
11,00020.07
12,00010.04
TOTAL1306.44
SVL8,000以上の単語の出題頻度
Ham

SVLっていうのは語彙のレベルを表す1つの指標だよ!

SVL8000を超える単語は受験生にとって難しいと考えてOK

Chin

同年の入試で出題された主な難単語はこちらです。

単語 登場頻度 レベル

transplant 13 08
donor 41 08
explicit 14 08
arise 1 08
online 2 08
recipient 3 08
superiority 1 08
blur 2 08
reconsider 1 08
toxic 1 08
kidney 6 09
respondent 1 09
willingness 1 09
deter 1 09
grotesque 1 09
premature 1 09
maximize 1 09
opt 6 09
infrastructure 2 09
oversee 1 09
infer 3 09
lengthy 1 09
muscular 1 09
congestion 1 09
dilute 1 09
deceased 5 10
default 20 10
eligible 1 10
inertia 1 10
minimal 1 10
override 1 10
procurement 1 11
panacea 1 12

Ham

kidney, donor, recipient, congestion あたりの医療語彙もちらほらあるね

Chin

ただたったの4単語しか出ていないとも取れますね。

donor なんかは常識のレベルですし。

Ham

ん?

90分も試験時間があって総語数2716って医学部にしては時間に余裕ありすぎない?

簡単なの?

Chin

そこがポイントですね。

日本医科大学は選択肢を選ぶだけの問題もありますが、選択肢を選び、さらに選んだ根拠を日本語で記述させる問題を多数出題します。

Ham

独自の対策が必要だね

本文中で述べられている内容を日本語で簡潔かつ明瞭にまとめる訓練をして、添削もしてもらった方がいいね

Chin

そういう意味では決して平易ではありませんね。

思考力と記述力が試される良問と言えます。

Chin

日本医科大学のホームページに設問ごとの出題意図と解答例を公表しているのは本当に良心的ですね。

Ham

出題意図の方でも「簡潔かつ明瞭」とはっきり書いてあるから

文の内容をだらだら和訳するのは低評価につながるだろうね

Chin

時間を浪費しますしね。

Ham

ライティングについては?

Chin

例えば2021年度には

臓器提供以外に患者や家族の事前の同意が必要な状況を考えて、本文中のどのメソッドが使われているのか理由とともに答えなさい。

アカデミックスタイルで1-2パラグラフとすること。

という問題が出題されています。

Ham

出た!

結局どんだけ書けばいいかわからない語数指定ガバガバ問題!

Chin

1-2パラグラフという指定

試験時間

解答欄の大きさ

の3つから判断するしかないですね。

Ham

おそらく100 words前後が穏当かな

Chin

でしょうね。

2パラグラフというのも中途半端なので私ならPREP法にしたがって80-100 wordsの1パラグラフ構成にします。

Ham

Write your answer in academic style ってはっきり書いてある問題初めて見た

Chin

受験生にどこまでのレベルを求めているのかいまいちわかりにくい指定ですが、

少なくとも don'tやcan'tなどのcontraction (縮約)は避けるべきでしょうね。

Ham

言っちゃ悪いけどこの問題の答案をきちんと添削できる指導者が日本に何人いるのかわからないね

Chin

黙秘します。


Ham

以上!

Chin

iPadを用いたより詳しい勉強方法はこちらのnoteにまとめてあります!
有料ですが自信作なのでよかったらご覧になってください。

  • この記事を書いた人

ひょーどる

医学部専門オンラインスクールMedical Hub代表

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